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文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 [イベント]

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アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガなど、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的にして1997年度から毎年開催され、その作品を顕彰するとともに創作活動を幅広く紹介している、「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展が2010年2月3日より国立新美術館で始まる。

今回は過去最大規模の世界53の国と地域から各ジャンルの総計2,592点もの応募作品の中から、約170点の受賞作・優秀作品を展示・上映する。

また受賞者や審査委員らが出演するシンポジウムや、国内外のアーティストらが自身の作品について語るプレゼンテーションなども開催し、"メディア芸術とは何か?"を見つめ直し、「メディアアート」に実際に触れて、体験することができるライブフェスティバルでもある。

過去の受賞作品には、もののけ姫、新世紀エヴァンゲリオン、 ファイナルファンタジーVII、シーマン、ドラゴンクエストⅦ、明和電機のライブパフォーマンス、MONSER、バガボンド、攻殻機動隊、TENORI-ON、Wii-Fitなど、国内外を問わず評価された作品も多い。

個人的には普段なかなか実物に見る事のないアート部門の動的インスタレーション作品を閲覧(または体感)できる点が非常に楽しみ。

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growth modeling device(インスタレーション)
作:David BOWEN

公式サイトでは受賞作品の動画を見る事も出来るので、開催前に是非。


文化庁メディア芸術プラザ
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/information/



光のえんぴつ、時間のねんど 図工とメディアをつなぐ特別授業

光のえんぴつ、時間のねんど 図工とメディアをつなぐ特別授業

  • 作者: 岩井俊雄
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2009/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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上出・九谷・惠悟展 『九谷焼コネクション』 [イベント]

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明治時代より100年来の歴史を持つ石川県の伝統工芸である「九谷焼」。
そしてその能美市の九谷焼窯元・上出長右衛門窯と、その窯元を継ぐ若き工芸作家、上出惠悟が造りだした「新時代の九谷焼」作品を展示。

伝統と確かな技術力を持つ上出長右衛門窯。
上出はその技術を受け継ぎながら、急須にタイヤをつけた「走る急須」、アイスクリームのコーンを模した「コーン盃」、商標シール付きのバナナを模して丸紋や文様を九谷五彩を使って描いた「甘蕉(ばなな)」(画像上)など、日々目にするもの、使用される器にほんの少し遊び心を加えて、独自性溢れるユーモアな世界観を提示し続けている。

今回は、伝統的な文様である「花詰」に彩られた髑髏(どくろ)型のお菓子壺(そういや髑髏お菓子壺は先日紹介した森美術館の医学と芸術展にも展示されてましたね)の作品や、地球儀の新作も展示。

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(髑髏 お菓子壺)


"工芸の立場から、現代美術とは逆の発想で素材から何が表現できるか"を考えて作品を発表し続けている、彼の作品にますます注目が集まっている。



上出・九谷・惠悟展 『九谷焼コネクション』
KAMIDE KUTANI KEIGO EXHIBITION
"KUTANI CONNEXION"
期間 : 2010.1.6~1.20
会場 : スパイラルガーデン/1F


スパイラルガーデン
http://www.spiral.co.jp/
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天明屋尚 展 「風流(ふりゅう)」 [イベント]

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レコード会社でアートディレクターとして勤務した後、現代日本画家しての活動をスタートさせ、、国内外の展覧会への参加や日本経済新聞連載小説の挿画の制作、FIFA2006ワールドカップ公式アートポスター、や映画「大日本人」のアートディレクションを手掛けるなど幅広い活動で注目を集める、「天明屋尚」の個展。

自身が受けてきたHIPHOP文化の影響を日本の伝統美術の様式と融合させる事により独自の美学を追求し、自らの作品を“ネオ日本画”と呼んでいる通り、初期の頃から一貫して取り組んできた室町時代の"婆娑羅"や江戸時代の"傾奇者"といった絢爛豪華に飾り立てる美意識より発表された「男伊達宣言」の作品を中心に展示される。

天明屋独自の価値観と伝統的な美意識によって昇華された、"現代における日本美の新たな側面"を提示する彼のスタンスは益々多くの人々に知られていくことになるだろう。


天明屋尚 展 「風流(ふりゅう)」
開催期間:2009/12/16~2010/01/30

Mizuma Art Gallery - ICHIGAYA TAMACHI
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
tel: 03-3268-2500
fax: 03-3268-8844

開館時間: 火曜日から土曜日の11:00-19:00
休廊日 : 日曜・月曜・祝日

ミヅマアートギャラリー
http://www.mizuma-art.co.jp/top.php
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THE OUTLINE 見えてない輪郭展(レポート) [イベント]

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森美術館に行った翌日、東京ミッドタウンガーデン内にある21_21DESIGN SIGHTにて開催中の「THE OUTLINE 見えてない輪郭展」に行ってきました。

言わずと知れた世界規模で活躍する日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人の作品とその作品を四年に渡り撮り続けた写真家藤井保の写真との相互展示。

コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれた館内に、一点一点充分なスペースを設けて作品が展示されており、深澤のデザインそのものを際立たせるシンプルなレイアウトが見事に調和していて美しい。

"空間に溶け込む形"を追求した深澤のデザインを断片的に切り取って新たな一面見せる藤井の写真も秀逸で、交互にそのプロダクトを見ていると、我々が普段見えているようで見えていなかった"新しいモノ"の形が浮かび上がってくる内容になっており、たびたびはっとさせられます。

ちなみにネタバレになりますが、フライヤーに使われている写真はB&B Italiaから発表したGRANDE PAPILIOです。

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Grande Papilio.jpg

椅子も写真も見事ですね。


展示会としてのテーマも充分に面白いのですが、深澤のこれまでのプロダクトがおよそ100点ほど展示されているので、改めて彼のデザイン遍歴を振り返ってみる意味でも楽しめる展示会でした。

都心の喧騒から離れたミッドタウンガーデン内にあるこの21_21DESIGN SIGHTという場所柄も、本展とマッチしていて見事。

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THE OUTLINE 見えてない輪郭展
http://www.2121designsight.jp/outline/index.html

医学と芸術展(レポート) [イベント]

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去る12月18日、森美術館にて開催中の「医学と芸術展」を見てきました。

本展は「科学(医学)と芸術が出会う場所としての身体」をテーマに、医学・薬学の研究に対し世界最大の助成を行っているウエルカム財団(英国)の協力を得て、そのコレクションの中から約150点の貴重な医学資料や美術作品に約30 点の現代美術及び日本の古美術作品を加えて、医学と芸術、科学と美術における総合的な歴史背景、更にはこれからの未来を、多岐にわたるジャンルのの作品の中から見出し、人間の生と死を改めて問い直そうという試みです。

また、英国ロイヤルコレクション(エリザベス女王所蔵)のダ・ヴィンチ作解剖図3点も公開。
確かおよそ300ほどあるダ・ヴィンチの解剖図の中から3点ほど、というと大したことのないような印象も受けますが、ロイヤルコレクションの中からダ・ヴィンチ作品が日本にお目見えする事は相当な規模の展覧会でないとあり得ないので、実に貴重なことです。

実物は随分小さいですが、歴史的価値を考えてみると感慨深いものがあります。
しばらく見入っていました。
しかしながら、そのダ・ヴィンチさえ主役ではないかのように、膨大な作品・資料群に圧倒されて目を奪われます。

三部構成での展示(第1部:身体の発見、第2部:病と死との戦い、第3部:永遠の生と愛に向かって)になっているんですが、個人的には第2部の義手・義足・義眼などのコレクションが非常に興味深く、骨格そのものを金属で再現したシンプルで無骨なものからホンダ(本田技研)の最新テクノロジーを注いだ歩行アシスト装置まで、実に多彩かつ医学・及び科学技術の歴史を踏まえて閲覧出来る点が良かったです。

第3部はパトリシア・ピッチニーニの"ゲームボーイズ"やジル・バルビエの"老人ホーム"、そして一時期話題になったあの蛍光ウサギなど、進歩しすぎた科学に警鐘を鳴らすかのようなメッセージ性の強い作品が多く、人間の生(と等しく死)に対する執着やエゴを感じる内容で実に考えさせられました。

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<Patricia Piccininni:Game Boys Advanced>

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<Gilles Barbier:L'Hospice/The Norsing Home>


全体を通してみて余りにも作品展示数が膨大で、テーマに関連するものなら何でも寄せ集めたような印象は多少ありますが、そこから見出そうとするものが一貫しているので、どの作品も飽きることなく見れるのではないかと思います。

じっくりと時間をかけてもう一度見てみたくなる展示会でした。

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医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る
2009年11月28日(土)~2010年2月28日(日)
会場: 森美術館 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階


開館時間
10:00-22:00(火曜のみ17:00まで。但し、12/22(火)、12/29(火)は22:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
※会期中無休

入館料(税込)
一般¥1,500、学生(高校・大学生)¥1,000、子供(4歳-中学生)¥500



医学と芸術展(森美術館)
http://www.mori.art.museum/contents/medicine/index.html
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宇宙とヒトをつなぐもの [イベント]

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2009年に迎えた世界天文年や皆既日食など、宇宙を眺める機会が増えている現在を3つのプログラムから見つめなおすイベント。

科学と芸術の見地から宇宙を紐解くべく、天文学者、考古学者、美術家による講演とシンガーによる神歌・古謡のコンサートが催される。
第三部の神歌・古謡にはUAも出演する。

人類の宇宙に対するイメージや世界観から生まれた芸術とそれを実証するツールである科学とのリンクが実に興味深い。

ナビゲーターは原田知世(声のみの出演)。


科学と芸術の集い
『宇宙とヒトをつなぐもの』
-古代~最新の宇宙図と南島の神歌・古謡-
2010年1月17日(日) 16:00開場 17:00開演
日経ホール
対象:乳幼児以下入場不可
入場無料 (自由席) 事前申込み制 (先着順580席)

http://www.epiphanyworks.net/saa/
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ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち [イベント]

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妻のカミラ・シュタンツロヴァーとともに、4年間かけてアンデルセンの全ての童話に挿絵をつけた事でも知られる、東欧を代表する絵本作家ドゥシャン・カーライ原画展。

代表作である「不思議の国のアリス」や「アンデルセン童話集」などの絵本原画、油彩画、版画、アニメーション原画を約250点に渡り展示。
またスロヴァキアの首都ブラチスラヴァの美術アカデミー教授として、多くの作家を育ててきたカーライとそのブラチスラヴァの絵本文化で育った作家9人による挿絵原画約50点も合わせて紹介している。

誰もが知る幾多の名作童話に寄せられた幻想的な挿絵と彼の世界観にゆっくりと浸ってみたい。


板橋区立美術館
2009年11月21日(土)~2010年1月11日(祝)
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/index.html
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ヴェルナー・パントン展(レポート) [イベント]

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先日当ブログでも紹介したヴェルナー・パントン展に行ってきました。

初期の作品を目にする機会はあまりないので、資料と共にそのルーツからひもとく展示で興味深かったです。

チェアにしてもテーブルにしても、やはりパントンが手掛けた照明(及びファブリック)との一体感が感じられる展示で、その当時にタイムスリップしたかのような、それでいて今見ても新鮮な刺激が得られる企画でした。
当時のパントンデザインを70'sのファッションやカルチャーと照らし合わせて見てみるとまた面白いですね。

展示品の中でも特にファンタジーランドスケープや3Dカーペットは実際に触れて座れるようになっていますので、彼の作品に腰掛けて(寝そべって)当時の写真や映像とともに彼のデザイン精神や世界観に思いを馳せるのもいいかもしれません。

ファンタジーランドスケープ.jpg

ちなみに会場を出てすぐのショップにも彼のテキスタイルである「カーヴ」を用いたトゥモローランド×ポーターのトートバッグや、以前このブログでも紹介したベアブリック、そしてパントンチェアモチーフのTシャツ等も販売しているので、こちらも本展を見たあとに訪れると楽しさが増します。

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東京オペラシティ、3F。12月27日[日]まで。
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世界のブックデザイン2008-09展 [イベント]

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毎年3月にドイツ・ライプツィヒにて公開されている「世界で最も美しい本コンクール」。

本展では、今年のコンクール入選図書に加え、日本、ドイツ、オランダ、スイス、フランス、
イギリス、中国の7カ国で発行された書籍およそ240冊を印刷博物館にて展示している。
実際に本を手にとり、世界最高峰のデザインを見ることができる。

会 期 : 2009年10月17日(土)~2010年1月24日(日)
休館日 : 毎週月曜日(ただし、11月23日、1月11日は開館)
11月24日、12月28日~1月4日、1月12日
開館時間 : 10:00~18:00
入場料 : 無 料
※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要

印刷博物館
http://www.printing-museum.org/index.html
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ヨコハマ国際映像祭2009 [イベント]

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横浜市で開催中の映像フェスティバル「ヨコハマ国際映像祭2009」。
映画祭でも現代美術展でもない新しい形の祭典として"映像文化都市・横浜"を確立すべく企画された横浜の新たなプロジェクト。

現代美術作家/ピピロッティ・リスト、メディアクリエーター/佐藤雅彦、写真家/志賀理江子、タイの映像作家/アピチャッポン・ウィラーセタクン、映画監督/冨永昌敬などジャンルを超えた多彩なラインナップで、16カ国77組のアーティストが参加している。

また本イベントに先駆けて募集されたCREAMコンペティションの受賞作品の展示ブースも設置。

機器のデジタル化によってもたらされた、映像という重要なコミュニケーション・メディアとしての表現方法の可能性を垣間見ることができるイベントである。

10.31(sat) - 11.29(sun)
10:00 - 19:00
開催期間中は無休

会場:新港ピア
BankART NYK

また、開催日によっては内容が異なるので、サイトにてチェックが必要。
ヨコハマ国際映像祭2009
http://www.ifamy.jp/
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